お盆にご先祖様を迎える精霊馬を準備しよう

日本では、7月中旬から8月に掛けて、ご先祖様を迎える準備を始めます。
墓参りに行ったり、仏壇にお供え物をしたり、普段は線香を上げない人も、お盆の時期は線香を上げ、鐘を鳴らす人もいると思います。

お盆は亡くなった人の霊が家族の元に帰ってくる時期です。
その時の乗り物を精霊馬(しょうりょううま)と呼びますが、一般的に馬は足が速いので早く精霊をお迎えし、牛はゆっくりと名残を惜しんで精霊を黄泉の国へお送りすると解釈されます。
地方によっては、牛にゆっくりお迎えしてもらい、馬で早くあの世にお戻り頂くという考えもあります。

お盆には、キュウリとナスを使って馬や牛を表します。
旧暦7月7日がお盆とされていた時代、7月の満月の頃に先祖の霊を祀る風習と、その前の半月に準備を行う棚機女(たなばたつめ)の風習がありました。
この時に飾られたのが、真菰で作られた七夕馬やキュウリやナスで作られた七夕馬です。
キュウリやナスがその時期に収穫される野菜であることから、それらを用いて七夕馬を模したのでしょう。
それが、お盆に精霊馬として使われるようになったようです。

迎え盆を7月に行い、送り盆を8月に行う地域もあるようです。
送り盆が済んだら、精霊馬は綺麗な川や海に流したり、お盆飾りと一緒に燃やしたりして処分します。
一番手軽なのは、白い紙に包んで、塩で清めてから捨てる方法です。
これを機に、仏具等の飾り方やしきたりを学ぶのも良いですね。

お盆にご先祖様を迎える精霊馬を準備しよう